シュタゲゼロ最終回放送日なので"ゼロ"の意味を考察する
このブログの名前に「映画ブログ」とあるのにこの記事は「シュタゲ」というアニメについて書くので違和感ある人もいるかもしれないけれど、まあそんな矛盾をいちいち気にかけることもないような自己満の過疎ブログだし、ブログというのは「チラシの裏」の言い換えだと思うし、内容が何であれ書きたいことがあるのはきっと良いことなので、好きなように書く。
「シュタゲゼロ、マジでおもしれぇ」と、この数週間で何回思ったかわからない。今、僕はアニメ『シュタインズゲート・ゼロ』通称・シュタゲゼロに熱中している。
そのシュタゲゼロも今週というか今日、ついに最終回を迎える。この時に備え、Netflixで前作であるシュタインズゲートを全話見返し、シュタゲゼロも最終話直前の22話まで見返し、先週発売したゲーム「シュタインズゲート・エリート」を毎日コツコツ進めている自分に取って、今週はまさに約束されたグランドフィナーレの時なのである。
そんな時にふと脳裏によぎったのだけど、今まであんまり考えもしなかったけどシュタゲゼロの"ゼロ"って、いったいどんな意味なのであろうか。
いや数字のゼロっていう意味であることくらいはなんとなくわかるのだが、この"ゼロ"、漠然と続編としての意味を持つ符号くらいにしか思っていなかった。
しかしシュタゲくらい綿密に作られたアニメであれば、この二文字にも特に意味が無い、わけがない。
なので、個人的に爆発的にテンションが高まっている最終回の今日、このタイトルの"ゼロ"の意味に想いをめぐらしつつ放送を待ちたいと思う。
以下に自分が考えついた"ゼロ"の意味を何個か書いていきます。
※がっつりネタバレあります
◼️紅莉栖がいない世界、という意味での"ゼロ"
前作である『シュタインズゲート』は、主にα世界線での物語だった。α世界線はSERNが2034年にタイムマシンの開発に成功し、世界を統治するようになったディストピアの世界線で、そして椎名まゆりが2010年8月に必ず命を落とす世界線でもある。
オカリンは偶然に送ったDメールによって、まゆりの死が運命づけられているこのα世界線へ移動したのだった。その世界線から脱しまゆりを助けるため、過去改変を起こしたDメールを取り消して行き、IBN5100でのクラッキングによってβ世界線へと戻っていった。
『シュタゲゼロ』はこのβ世界線を舞台にした物語だが、この世界線では、まゆりのかわりに牧瀬紅莉栖が亡くなっている。
この紅莉栖の亡失はオカリンにとって、形容できないほどの大きな意味をもつ。
つまり、牧瀬紅莉栖のいない世界=ゼロの世界。
という意味でのタイトル"シュタゲゼロ"なのではないか説。
◼️プラマイゼロ的な意味の"ゼロ"
(シュタゲゼロ最終話の内容が、シュタインズゲート世界線への到達に帰結すると仮定しての話になるが)
オカリンが最終的にシュタインズゲート世界線に到達すれば、今までのオカリンの前で起きた負の出来事の記憶(まゆりの死・紅莉栖の死・鈴羽・萌郁・天王寺の自殺etc・・・)
それらが全て、報われることになる。
つまり、すべてがプラスマイナスゼロになり清算される、という意味での"シュタゲゼロ"なのではないか説。
◼️ゲーム『シュタインズゲート』のop曲「スカイクラッドの観測者」の歌詞の意味の上での"ゼロ"
個人的にこの説が一番しっくりきている。
アニメではなくゲームの方のシュタインズゲートの主題歌『スカイクラッドの観測者』のサビの歌詞に、
"「0」が過去で「1」が未来"
(http://www.kasi-time.com/item-45129.html)
というフレーズがある。
この歌詞を鑑みると、
まゆりも紅莉栖も死なず、第三次世界大戦も起きないシュタインズゲート世界線を"未来"とした場合に、その世界線へ行き着くまでの過去の物語を"ゼロ"、として捉えることが出来る。
シュタインズゲート世界線に到達するまでの過去の物語だから、過去=ゼロで、"シュタゲゼロ"なのではないか説。
◼️「厨二を捨てた岡部」的な意味での"ゼロ"
『シュタゲゼロ』は、シュタゲ無印であれほどに厨二病全開だったオカリンが、鳳凰院凶真を封印し、厨二病を捨てた物語。
鳳凰院凶真を捨て、普通の岡部倫太郎に戻った、すなわち0になったという意味においての"シュタゲゼロ"なのではないか説。
◼️カロリー"ゼロ"
本作に登場してくる2036年のダルは、2011年と比べ激的に痩せている。いったい彼はどうやって痩せたのか。
作中ではダルの食生活に言及される部分はほぼなく、大食漢なのか少食なのかはわからない。だがひょっとすると、某人気芸人が提唱するようなカロリー"ゼロ"理論により、大幅な減量に成功した。という意味での"シュタゲゼロ"なのではないか説。
これは幾ばくか無茶なこじつけな感じがするが、それは上記全ての仮説おいて言えることなので、気にしないでほしい。
以上、思いつくだけの仮説を羅列してみた。なんとなくだけど、上記の中だと「スカイクラッドの観測者」の歌詞と照らし合わせた仮説が一番それっぽいと思う。作詞はシュタゲ原作者の志倉千代丸さんだし。
といって、これを含め全て妄想の域を出ない。
また、ひょっとしたら
「タイムマシン理論の2番目の仮説であるワームホール理論において、0という数字が◯△※◼️を意味し~」とか
「一般相対性理論においては、★◇※のことを、0とする~」とか、
空想科学ADVらしい考察のアプローチの仕方もあったのかもしれないのだが、残念ながら僕にはそんな知識はまったくもってこれっぽっちも全然持ち得ない知り得ないので、以上のような考察となった。
書いていたらテンションあがってきたので、このままウキウキしながら最終回の放送を待つ。