続かない雑記ブログ -bakucotaの日記

映画ブログです。次書いたらやめるつもりで書いてます。

シュタインズ・ゲートゼロ最終話『無限遠点のアルタイル』考察-”無限遠点”の意味とは-

 

 

 

シュタインズ・ゲートゼロ最終話『無限遠点のアークライト』を観た。

誰もが納得のグランドフィナーレだった。無駄と矛盾の一切ない脚本、前作『シュタインズゲート』を含めた伏線の完璧な回収、文句のつけようのない作画と声優陣の迫真の演技。全てが100点満点のアニメで、めでたい感動の最終回だった。

 

 

 

 

 

 

ところで・・・

タイトルについてる”無限遠点”って、なに?

 

 

 

 

 

 

 

なんならアルタイルも何?

 

 

 

 

 

と思って、最終回の余韻に浸りながら調べていたら、

思わず膝を打ってしまうような考察がひらめいてしまった。

ので、それを下記にしたたメル。何回書いても”したたメル”のメルが岸田メル先生的な変換をされてしまうので諦めてそのままにしたメル。このメルは余計だった

 

 

 

 

 

 

※以下ネタバレ注意です 

 

 

 

 

■”アルタイル”、”アークライト”とは

 

無限遠点の前に、”アルタイル”と”アークライト”、この二つの意味があんまりわかってないままごっちゃになってしまうのはよくないので

日本語にする。

 

アルタイル(Altair    ・・・彦星のこと。

 

アークライト (Arc light)・・・織姫のこと。星座名としてはベガ(Vega)と呼ばれる

 

以上のようになる。

何の事は無い、アルタイルは七夕の彦星、アークライトは織姫なのだ。

つまり、まゆりが七夕の夜に公園で泣きながらオカリンと話し合いをしたあの16話は『無限遠点の織姫』、

この最終話である23話は『無限遠点の彦星』という意味のタイトルだということになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■で、”無限遠点”ってなに?

 

 

 

肝心の”無限遠点”。これは一体どういう意味なのだろうか。

頭の中だけでしばらく考えたが、案の定全くわからなかったので”無限遠点”をGoogle先生に聞いてみると、”無限遠直線”という幾何学用語に行き着いた。

下記はネット百科事典『コトバンク』による”無限遠直線”の説明である。

 

 

無限遠直線

むげんえんちょくせん

line at infinity

平面幾何学において,同じ平面上の2本の平行な直線は,無限に遠いところにある1つの点,すなわち無限遠 point at infinityで交わると考えたほうが便利なことがある。これは,直線の上には1つずつ無限遠点があり,1つの平面上で,互いに平行な直線はすべて同じ1つの無限遠点を共有すると考えることである。この場合,同じ平面上で,これらの無限遠点は一直線に並んでいると考えると都合がよい。このとき,この直線を無限遠直線という。このように考えれば,相異なる直線はいつもただ1点を共有することになる。これが射影幾何学の考えである。

無限遠直線とはーコトバンク』(https://kotobank.jp/word/%E7%84%A1%E9%99%90%E9%81%A0%E7%9B%B4%E7%B7%9A-1403392018/09/27参照

 

 

 

うむ、全くわからん。

だがよくわからないなりに無理やりかいつまんでみると、多分こういう意味だ。

 

二つの平行な直線が | |   こんな感じであったとして、その二つの直線は、無限に遠いところ(どこかは不明)において、最終的に点として交わるらしい。

(正確にはそういうことにしておくと、平面幾何学においては便利らしい)

その交わる二つの線を無限遠直線交わる点のことを"無限遠"と呼ぶらしい。

 

 

うむ。未だよくわかならいので、下記のように図にしてみた。

 

f:id:mogmogegg:20180927221149j:plain

無限遠点の図。二つの並行する無限遠直線が交わる点を無限遠点と呼ぶ





 

なんとなくわかった(気がする)。

一見、交わるように見えなかった二つの線が、果てしなく遠いところで最終的に交わるのである。

うむ。幾何学的な意味ではいまだ全くわからないが、この”無限遠点”がタイトルで指し示す意味は、つまるところ下記のようなものなのではないだろうか。

 

 

オカリンは、まゆりを大切に思うがゆえに、まゆりには何も知らず平穏な生活を過ごしていて欲しかった。

対してまゆりはオカリンを慕うゆえに、自分がオカリンという彦星から輝き(鳳凰院凶真)を奪ってしまったことを悔やんでいた。

 

お互いの思いは平行線を辿っていたが、

まゆりは、オカリンの人質でいることを辞めてオカリンの輝き鳳凰院凶真)を取り戻しに過去へ行くことを決意し、

オカリンはまゆりのその気持ちを受け止め、まゆりを過去へと送り出した

 

 

そのためこの平行線が、最終的に点として交わった。

 

 

無限遠点のアークライト(織姫)、無限遠点のアルタイル(彦星)

というタイトルは、上記のような意味だと考えることができるのではないか。

 

 

最終的にオカリンは、どこだかすらわからない紀元前18,000年の空間で、鈴羽、そしてまゆりを救出する。

時間と空間さえ超えた、無限ほどに遠いBC18,000年の場所が、この二つの線の”無限遠点”だったのだ。

 

(ちなみにここまで熱意持って書いてきたのにロマンもへったくれもないことを言うと、BC18,000年の地球は最終氷期という時代にあたり、平均気温は-40度ほどだったそうなので、オカリンみたいな白衣にシャツ一枚くらいだと、普通に凍えしぬっぽい。

オカリン大丈夫かな。)

 

 

という考察をしてみたのですが、どうでしょうか。